2019/06/25
京都のまつ邸
3度目のまつ邸訪問です。
構想と設計図面の作成で上下それぞれ約1年、製作に6ヶ月で、システム全体では、3年の歳月と6名の関係者がかかわっています。
初めは、もう20年も前にDWs’の関西行客、京都~大阪~神戸の宿場として会長始め5,6名でお邪魔したと記憶してます。
二度目はそれから数年後に、短期泊まり込みでマルチアンプの修業に行きました。
いずれも、ほぼ素の4350を鳴らしていたと記憶しています。
その後、ホーンを載せたり、ミッドウーハ-をオリジナルユニットに換装し4350の発展はWEB上では見ていましたが、聴くタイミングを逃しておりました
。
時が過ぎて、まつさん構想数年、着手からも多くの年月を費やした完全オリジナルのSPを聴く機会を得ました。
ストーン・スピーカーということで、「STS-Limited」と命名されました。
ミッドレンジは、国内の茨城県産の白川石で、ウーファー部は中国山西省の黒御影石(山西黒)をなっています。
ユニットは、全てドイツThiel&Partner社製でウーファー(AS-250)、ミッド(C173-6-096E)、ツィータ(BD-30 Cell-Consept)です。
長い構想期間と、多くの人間が関わった、まつさん渾身のシステムです。
チャンデバ、アンプ類はアキュフェズの現行新製品を投入されております。
第一印象は、月並みの表現ですが桁外れのハイファイサウンド
静寂感が並みじゃないです。
規定演技の44.1 2chで各ソフトを聴かせて頂く。
理知を突き詰めていくと、なにか喜びの世界が広がるようです。
SPが視界から、ふっと消える様はノーチラスを彷彿とさせるものがあります。
低音も歪なく伸びやかに広がって行きます。
精巧でしかし、人を魅了するサウンドは、あの田中邸を想い起こすもの。
良い音が体に沁み渡っていきます。
torinnovを導入されれおり、ON OFFの状態も聴かせて頂いた。
以前はプロセッサーが効いた状態が圧倒的によかったそうだが、
各種チューニングを進めていくうちに、寧ろtorinnovを外したサウンドが勝り始めたとのことでした。
確かに、torinnov OFFでの音の鮮度、力感は引き込まれる部分があります。
低音の量感、サウンドの贅沢さにおいては、torinnovに軍配を上げたいところで、総合的な評価は時間を有するところだと思います。
ベルリンのカヴァレリア・ルスティカーナ
京都のまつさんの音だ
DWsの面々へ、関西方面に出向く事あれば、ぜひ聴きに行くことを勧めます。
帰路、蕎麦をごちそうになった。
帰宅して、カヴァレリア・ルスティカーナを聴いた
そうだ、まつさんの音は最高の水を使った、ハイエンド蕎麦の音
拙宅はフランス料理だ